競馬は、1レースの払戻オッズが1000倍を超える事も珍しくない事から一攫千金を夢見て大穴にベッドする人も多くいます。

しかし、大穴馬券が的中する確率はかなり低く不発に終わり、大きなマイナスだけが残ったという経験を持っている人も珍しくありません。

結論から言うと、競馬で大穴狙いは辞めておくといいでしょう。回収率がかなり低くなります。

今回の記事では、競馬で大穴が当たらない理由を徹底解説します。

競馬の大穴の定義とは?

1レースで10~最大18頭が出走する競馬は、競艇や競輪とは異なり的中率がかなり低くなっています。

人気決着をした場合でも、20~30倍の払戻オッズとなる事も珍しくありません。

出走頭数が多い事や人気が低い馬が3着以内に入賞する事がある事から払戻オッズが100倍を超える事も多々あります。

払戻オッズが100倍を超える馬券を「万馬券」と呼び、多くの競馬ファンが万馬券を夢見て馬券を購入しています。

大穴の定義は人によって多少異なりますが、競馬では3連単の払戻オッズが100~300倍を中穴、500倍以上を大穴という認識をしている人が多くいます。

また、馬単や3連複等、購入する馬券の種類によっても大穴のオッズの認識は変わってきます。

人気のない馬の勝率が低すぎる

大穴を狙う際に重要となるのが「人気のない馬」の活躍ですよね。

人気が集中している強い馬を押しのけて3着以内に入賞する必要があります。

大穴狙いをしている時に買う人が多いのが「10番人気以下の馬」です。

しかし、10番人気の勝率はかなり低いという結果が出ています。

大穴狙いのメインとなる10~13番人気の馬ですが、勝率が「1%」を超えているのは10番人気と11番人気の2頭だけとなっています。

12番人気以降になると1%を切り、15番人気まで下がると勝率が「0.1%程度」になります。

1%でも100回に1回、0.1%だと1000回に1回しか1着を取れない計算です。

その100~1000回に1回を上手に当てる事が出来なければ大穴狙いで稼ぐ事は不可能です。

「勝率は1着を取る確率だから関係ない」という意見もありますが、2着以内に入賞する「連対率」と3着以内に入賞する「複勝率」もあまり高いとは言えません。

10番人気の馬の連対率が「4%弱」複勝率が「10%弱」と3着以内であれば10回に1回程度となります。

11番人気以降は、連対率と複勝率の両方が著しく低下するので勝率よりも多少マシなレベルとなっています。

払戻オッズが1000倍を超える10万馬券を狙わないのであれば、人気馬と人気のない馬を組み合わせて200~500倍前後の中穴と大穴の中間ぐらいを狙う事も可能です。

しかし、人気のない馬は3着以内でも滅多に入賞する事がないので、当たるまでかなりの軍資金が必要となります。

血統や適正コース・距離が重要となる競馬は、強い馬が勝つ傾向が高いギャンブルとなっています。

レース結果を予想するのではなく、大穴を狙いが優先されている

大穴狙いをしても全く当たらない理由の1つとして「レース結果を予想せずに大穴狙いを優先している」といった点が挙げられます。

大穴狙いで大きなマイナスを作っている人の多くが該当する理由でもあります。

競馬を始めた頃や大穴狙いをする前は当たり前だった「レース結果の予想」が出来なくなってしまう状態に陥っている人が多くいます。

競馬の予想は、一般的に馬自体の強さやコース適性、今まで実績といった様々な情報から入賞する馬を予想します。

情報を集めた結果、人気が薄い馬を選ぶ事になってしまうのは問題ありません。

しかし、大穴狙いの人は「レースが荒れる前提」で予想をしています。

人気馬の弱点ばかり探したり、僅かでも勝てる可能性がある人気のない馬を探す事に必死になってしまいます。

普通に考えれば、人気決着となりそうなレースなのに、無理に大穴を狙ってしまっている事が原因で馬券が当たらなくなっています。

大穴馬券が当たらないのではなく、大穴しか狙わなくなった事が当たらない原因です。

競馬番組や競馬サイトで見かける穴狙いの人の中には100回以上連続で穴狙いを外している人も存在します。

その情報だけで大穴狙いがどれだけ当たらないか理解する事が出来ると思います。

荒れる要素がないレースで大穴狙いをするから当たらない

上記と多少内容が被りますが「荒れる要素がないレースで大穴狙い」をしている人も多くいます。

出走馬の実力の差が出やすい長距離戦・馬場状態の良いレース等、あまり荒れる要素がないレースなのに人気馬をハズして人気のない馬ばかり選んでいませんか?

荒れる要素がないor少ないレースでも、レース結果が荒れる事もありますが多くのレースはしっかりと人気決着となります。

大穴狙いが当たらないと嘆いている人の多くは、荒れにくいレースでも大穴を狙っています。

手当り次第どのレースでも大穴を狙っても思うようなレース結果や払戻金を得るといった事はかなり難しくなっています。

購入点数が少なくなりがちに

購入点数が少なくなっている人が多いのも大穴狙いが当たらない理由の1つです。

競馬は、購入点数が多すぎると当たった時のプラス分が少なくなったり、ハズした時のマイナスが大きくなるのである程度購入点数を絞った方が良いと言われています。

しかし、大穴狙いをしている人の購入点数が少なくなりがちだというのは理由や意味が異なります。

大穴狙いは当たれば100倍以上の払戻金が得られるので、購入点数を絞り過ぎるよりハズさない事が大切となります。

それでも最低限は購入点数を絞る事になりますが、大穴狙いの人はオッズを見て入賞しそうな馬がいる場合でも自分が満足出来ないオッズの馬券は切ってしまう傾向があります。

オッズが低いという理由だけで購入点数を減らしてしまったという経験がある大穴狙いの人も多いですよね。

結果として「切った(買わなかった)馬券が当たっていた」「オッズが低くても買えばよかった」と後悔する事になります。

後悔だけで済めば良いですが、オッズ切りは当たりさえすれば多少でもプラスになる機会や次のレースの軍資金を失ってしまう事に繋がります。

まとめ

競馬は、一攫千金も夢見れる公営ギャンブルです。

しかし、1レースに出走する馬の数が多い事や馬同士の実力差が出やすい等の理由から大穴馬券はかなり当たりにくくなっています。

さらに、気付かない愛大に当たらない馬券の買い方をしてしまっている大穴狙いをしている人も多くいます。

レースが荒れる事を前提にレースを予想するのは辞めておきましょう。